ダルタニャンの趣味

目次
■アレクサンドル・デュマ
■メダカ
■オオクワガタ
■ポケモンカード
■パワプロクンポケット
■沢登り

■一番の趣味――アレクサンドル・デュマ



 神々よ聞け、オリュンポスにまします十二の神々よ。この世の中でもっとも優れたる詩人はいずれの男か、あるいは女か。答えは明白である。ムーサイオスは即座に、「アレクサンドル・デュマなる褐色の男こそ、命死すべき人間の内でもっとも優れたる詩才を有する存在であることに疑いはない」と返事をした。ダルタニャン、すなわちエデの善き夫たるこの私は、アレクサンドル・デュマとアレクサンドル・デュマの作品を愛好して止まない者である。

 いやね、ほら。「フランス文学」っていう言葉を聞くだけでじんましんがでるじゃないですか。いやいやいや、じんましんになんかならないわよ、ワタクシ毎日主食はクロックムッシュですわよって方もいらっしゃるかもしれないんですけど、そこはそれ、どうせ強がってるんだろってのが私には分かりますのでね。フランスというやつに憧れて、文明の最先端、文化の華々しい中心に恋をして、背伸びしちゃっているんですよ。フランス文学なんてのは、日本人たるわれわれにとっては、怖いものです。アレルギーの対象です。過剰摂取したら呼吸困難になってしまいます。大変です。そういうものです。「フランス文学」には私は一生縁がありません。そんな高尚でおっかないもの、田舎出身の私には読めません。読みません。興味ありません。そんなものより私はコロコロコミック読んでる方が楽しいです。星のカービィ面白いです。

 かつてはそう思っていたんですよ。アレクサンドル・デュマに出会うまでは。もうみなさんお気づきですよね。『モンテ・クリスト伯』。この作品の素晴らしいことといったらない。高尚で意味の分からない哲学や不倫の美しさを扱うタイクツなブンガク、そういう先入観はふっとびましたよ。フランス文学に対して抱いていた誤った先入観は。大学時代にこれを読んで(魔が差して読んだ)、もう洗脳されたかのように毎日毎日「エドモン・ダンテス!」と叫んでいました。「待て、しかして希望せよ!」と。『モンテ・クリスト伯』の面白さは実際、面白いところにあります(小泉構文)。ええ、面白いんですよ。つまらなくないんです。あらすじ――「田舎のつまらぬ無学な船乗りが全てを失い世間から追放される。が、しかし、何の因果か最強の賢者と出会い、最強の学識と最強の財産を手に入れ、世間に対して勇猛果敢な反撃に出る――!」ほぼ「なろう系」じゃありませんか! そりゃ面白いわ!

 あと『ダルタニャン物語』ね。こっちはこっちで語り出したら止まらないのでまたの機会に――。

■メダカ

 ダルタニャンはメダカを愛好している。もう高校生の頃から飼育しているもんだから、そうだな、かれこれ15年は歴を重ねただろうか。かといって、おれをブリードのプロフェッショナルだと勘違いされては困る。おれはあまり累代飼育が得意ではない。たくさん稚魚を産ませるのは出来ても、稚魚を成魚にまで無事に成長させるのはたくさん失敗してきた。いまも失敗を続けている。残酷なことだが……。善き妻たるエデと暮らすようになり、生育環境も変化し、水質の大きな変化に適応できるよう(水替えの頻度など)奮闘しながら、きょうもメダカを愛でている。

■オオクワガタ

■ポケモンカード(FGHレギュレーションのゲートボール)

■パワプロクンポケット(4,5,6,11)

■沢登り(関東近郊低山)